スポーツ外傷/障害

陸上競技

陸上競技

陸上競技は、走る・投げる・跳ぶなど、さまざまな競技に分かれておりますが、やはり下半身への負担は大きいものになります。
ふくらはぎ・ももの肉離れをはじめとし、股関節捻挫・股関節の痛み・靱帯損傷・半月板損傷・腰の痛み・足関節捻挫・腸脛靭帯炎・アキレス腱断裂・外側大腿皮神経麻痺・鷲足炎(がぞくえん)、外脛骨(がいけいこつ)、ジャンパー膝など、下半身を中心としたケガが多く見られます。
その他にも、砲丸投げ・やり投げなどによる、手首やひじのケガなどがあります。

陸上競技による症状例

股関節捻挫
股関節の周りが炎症して腫れ上がり、正座ができなくなるなど、股関節が動かしにくくなります。
しゃがんだり歩いたりするだけでも、痛みを感じるようになります。
また、適切な治療をしないで放置していると、股関節が固まってしまい、動かせなくなったり、周りの血行状態が悪化して大腿骨頭が変形をきたす場合があるので、注意が必要です。
靱帯損傷
急性期(受傷後3週間くらい)には膝の痛みと可動域制限がみられます。
しばらくして、腫れ(関節内血腫)が目立ってくることもあります。
急性期を過ぎると、痛み・腫れ・可動域制限はいずれも軽快してきます。
しかし、この頃になると損傷部位によっては、膝の不安定感が徐々に目立ってくることがあります。
これは、下り坂やひねり動作の際にはっきりすることが多いです。
半月板損傷
半月は、膝関節の大腿骨と脛骨の間にあるC型をした軟骨様の板で、内側・外側にそれぞれあり、クッションとスタビライザーの役割を果たしております。
これが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に、痛みやひっかかりを感じることがあります。
ひどい場合には、膝に水(関節液)が溜まったり、急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態になり、歩けなくなるほど痛くなります。
足関節捻挫
腸脛靱帯炎は、ランニングによる膝障害の代表です。
膝の屈伸運動を繰り返すことによって、腸脛靱帯が大腿骨外顆(がいか)と接触して、炎症(滑膜炎)を起こし、疼痛が発生します。
特に、マラソンなどの長距離ランナーに好発します。(他にも、バスケットボール・水泳・自転車・エアロビクス・バレエ等)
外側大腿皮神経麻痺
骨盤の前外側にある、でっぱった骨(上前腸骨棘)のすぐ下からは、外側大腿皮神経という太ももの前と外側の皮膚へ行く神経が走っています。
その神経が、骨盤からでてくるトンネルで傷むことで、太ももに痛みがでてきます。
鷲足炎(がぞくえん)
膝の内側から膝下にかけての痛みがおきるケガです。
熱っぽさや腫脹を伴うことがあり、膝の曲げ伸ばしなどの動作をする時に痛みが走ります。
膝を完全に伸ばした際や、階段の昇り降り、スポーツで走ったり、ジャンプの着地やステップ動作などで痛みが生じます。
有痛性外脛骨(がいけいこつ)
足部内側に骨性隆起が認められ、同部に自発痛および圧痛を伴うことから診断は容易です。
解剖学的には、同部に後脛骨筋腱が付着しているため、この腱の走行を辿ると外脛骨の部位が容易に確認できます。
多くの場合、土踏まずが低くアーチのない足や、いわゆる扁平足の傾向のある足をしています。
ジャンパー膝
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなると、膝蓋靭帯(しつがいじんたい)も上方向へ引っ張られ、お皿(膝蓋骨)の部分で摩擦が起きやすくなります。
この摩擦により、膝に痛みがでるといわれています。
ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)はジャンプ力の高い選手がなることが多いともいわれています。